はじめまして

まるで恋する少女のように

私は詩を書く

まるで幼い子供のように

ドキドキした気持ちで

新しい扉を開く

はじめまして

はじめまして・・・。

 

私は私

ひっそりと息づく

目立たぬ野の花

 

だけど誰かが私をみつけて

家の花瓶にいけてくれたなら

私はその誰かのために

静かに見守りほほえみたい

私はここにいる

確かに息づいている

言葉を紡ぎ

ささやきたい

 

あなたが私を見つけてくれますように、

と願いながら。